そっくすの手について
大きな災害があったとき、 人々は「被災者」とそれ以外の人とに分かれます。
しかし、被災の形はさまざま。 そこには「被災者」 という一言では片づけられない、
夥しい数の小さな苦しみがあります。それが人ではなく、犬であればなおさらです。
被災犬の存在は、 これまで語られることはありませんでした。
福島第一原発から30キロ圏内で保護された被災犬ソックスは、震災後に人々がいなくなった
避難指示区域で2ヶ月を野犬として生き延びました。
壮絶な環境を生き抜いた声なき被災者が存在したこと、
そして保護された後、ソックスが故郷を遠く離れた街で人々を幸せにしていたこと。
一枚岩では語れない、 ソックスの物語を通じて
みなさんにも災害時の人とペットのあり方をもう一度考えて欲しい。
そんな思い出この活動をはじめました。
まずは知ってもらうことから
私たちはまず、そっくすの写真展を開催し、少しでも多くの人に
被災した動物の現状を知ってもらうことから始めます。
その後のビジョンとしては、現在の各自治体のペット避難体制、被災ペットの現状などの
情報をみなさんにお伝えし、ペット同伴での避難が拡大につながって行けばと考えています。
スタートラインにたったばかりの私たちですが、賛同いただける方の応援、ご支援をお待ちしております。